西内洋行
トライアスロン
福島県南相馬市出身の西京味噌所属のトライアスロン選手。
日本トライアスロン連合強化指定C選手。
経歴
2000年シドニーオリンピック 46位
2004年アテネオリンピック 32位
2000年度、2002年度、2003年度日本ランキング1位
コーチからのコメント
Q.指導で大切にしていることはなんですか?
できるだけその人の動きを的確に判断して、撮影角度が決まっているので、限られた中で情報を引き出せるように、注意してジーッと見たりとか、何度も繰り返して見たりして、ビデオを見ています。
Q.指導する際に工夫していることはありますか?
生徒の方がこういう動きをしていたなと考えて、自分で真似をしてみて、そこから理想のフォームにはどう持っていくか、そういうのを考えて、こういうドリルがいいかな、こういうストレッチがいいかな、と考えています。
Q.スイム、バイク、ランで、どういったレッスンを行っていますか?
今のところ、身体が硬い人が多いので重点的に伸ばすストレッチをやっています。私から動画を渡して課題をやってもらい、1カ月に1回、一種目フォームを送ってもらっています。バイクは、ローラー台や固定で自転車に乗る器具を持っていたり、ランは公園で自分撮りしたり、どこかに置いて撮ってもらうこともできます。水泳は難しいですが、シャドースイムといって、カメラを目の前に置いて、水の中に入らずに、自分で腕の空振りをしてもらったりして指導しています。
陸上でできないものは、水の中に入っても余計できなくなるので、シャドースイムで、だいたいできている、できていないというのが分かります。ひじの角度も自分で上げているつもりが、頭で考えているものと実際のズレがあったりします。このズレが、大きくなってきてしまうとどんな種目でもフォーム改善は難しくなってくるので、腕を振っているつもりでも身体しか動いていないなど、そういったズレを修正できるのがスマートコーチだと思います。
Q.生徒に向けてメッセージをお願いします。
スマートコーチは携帯を使って手軽にできるツールなので、それをうまく使って、単に自分でやるだけではなくて、コーチとコミュニケーションを取りながら受講されると良いと思います。
Q.他の指導者の方に向けてのメッセージをお願いします。
スマートコーチはビデオやメッセージでキャッチボールができる点が良いと思います。本を送るだけではフィードバックがないので、良かったか悪かったかが分かりません。広く浅くではなくピンポイントで指導したいならスマートコーチはピッタリ。現場でのフェースtoフェースでの指導がネットを使って遠方まで届くというイメージですね。
生徒さんの声
西内さんには4年前からコーチをしていただいていますが、西内さんは関西が拠点で私は福島が拠点のため、基本的にはメールでメニューを送ってもらうやり方をしていました。
今年の6月からスマートコーチのシステムが始まったので、今はそのシステムを使って指導してもらっています。(鈴木まさみさん)
Q.スマートコーチでのやり取りでの違いや良さは何かありますか?
西内さんはメールでのやり取りでもなるべくわかりやすく伝えてくれ、私も、自分の動いている感じや、自分が動いた結果どこが疲れたか言葉でなるべく細かく伝えていました。
ただ、はたしてそれが本当に表現しきれているか、あと自分が思っているポイントと西内さんが指導してくれているポイントが全然違うかもしれないと、そこが心配だったんですが、動画が来ると一目瞭然で、まねしてやった結果、自分がどうなのかを評価してもらえるのが、すごく魅力的というか、そういうのがあるといいなと思っていたのですぐにやると決めました。
Q.練習とスマートコーチはどう使い分けていますか?
常に一緒です。練習をする前にスマートコーチを見て、確認した後に練習をします。
新しい動画が来たら新しい動画を見て練習をします。新しい動画が来ていない時はレッスン履歴を参照して過去の動画を見てから練習をします。このレッスン履歴は非常に有効で、自分の引き出しが一つずつ増えていく感覚です。
レッスン履歴は自分が確認したい時に、見たい動画をすぐに見ることができます。何回か前にコーチから送られてきた動画を見て、新たに自分の動きをスマホで撮り、チャレンジ動画を送りコーチから指導を受けた時から2,3週間経過して自分の動きが変わっているか?を自分で見比べてチェックしています。
Q.自分で動画を撮影するときに意識していることは?
自分の場合は一人で練習をしているので、三脚を立ててスマホを固定し、定点で撮影しています。そのため、動きをスマホで追えないのですが、動きをごまかせないので逆に定点撮影していることがメリットとなっています。
Q.他の生徒の方へ
良いものを見てマネをして練習していけば、良い習慣がつきますが、多くの人は自分の解釈が間違っていることに気づかないで、繰り返し一所懸命に練習すると、悪い癖がついてしまいます。
子どもは一回真似して身についたものが定着しやすいので、子どもに使ってもらうと良いと思いました。
スマートコーチとは?
①課題動画が届く
レッスンが始まると課題動画が送られてきます。まずは課題動画をしっかりと見て、ポイントを理解してください。
②チャレンジ動画を撮影
課題動画を参考に、自らチャレンジした動画を撮影。サイトを通してコーチへと送ります。
③コーチが動画へ直接添削
送られてきた動画をコーチがチェック。動画からあなたの課題を見つけ出し動画を直接添削。チェック動画を送り返します。
スマートコーチの使い方